泥池に咲いた蓮の花

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軽井沢のバス事故で、一瞬心臓が止まったかと思う言葉を耳にしました。小室結さんは、都市計画の設計などに関心を持ち、その勉強をしていたのだそうです。急いで旅立った娘にお母様が、「きっと上から見たほうが分かりやすいのではと思って、あちらへ行ったのかもしれませんね」。留学に行く娘を見送っているかのような,気丈な応答でした。あの事故会社のずさんな経営を聞くにつけ、この期にあの会見ができるなんて、泥沼に咲いた美しい蓮の花のような母娘ですね。

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年末の客,息子の恩師の娘夫婦(私たちは牛肉しか食べません)のママから、お礼状が届きました。彼女は私のメールアドレスも知っているのに、美しい和紙の便箋に、勉強したという日本語と韓国語で、丁寧なお礼の言葉が綴られていました。この包装も粋で、開ける前から嬉しくなります。手紙を読む前から、そして中身を知る前から、これだけで感動。久しぶりの感覚です。

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箱の中は、かわいいポジャギでした。

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私も負けじと、このような日のために貯めている和紙の便せんや封筒で、返事を出しました。これらの出番は久しぶり。この忙しいときに似合わない風流なやりとりでした。

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従姉が入るかなり良心的な養老院でさえ、おかずはほとんど冷凍食品らしい。お汁もぬるく、我慢するのに大変という。他に楽しみがない終の棲家を提供する者が、野菜料理の一品や二品くらい手作りで出さず、良心が痛まないのか腹立たしい。

1~2か月に一度くらいしか訪問できないが、お汁を二種類届けた。「たいがいのものは同じテーブルの人に分けるが、お汁だけは一回ごとに冷凍して、1人で食べるわ。本当にありがたい、すまない、すまない」と従姉。お金があっても解決しない苦痛は本当に気の毒。

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雨や雪が降ると、山積みの仕事を後回しにして読書しても、罪悪感がありません。先の雪の日は「天国でまた会おう」。

出世とお金しか関心のない人間の滑稽さや、貧しい者が必ずしも卑しいのではないことなどが、皮肉たっぷりにスリル満点に、ときには「百年の孤独」のような突飛さで、息つく島がありません。墓堀り人に、「(疫病と違い)戦争で死ぬのは若者だけ」と言わせてもいます。

財産管理に忙しく、息子を理解しようとしなかった父親が、想像力が豊かになるにつけ、息子の戦死がつらくなっていくのも皮肉。実はその息子は生きていたのです。父子は最後に対面するか?したか?

今晩からまた雪らしい。浅田次郎の「一路」に逃げま~す。

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