土砂降りの雨の中の「パンソリ」

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バケツをひっくり返したような雨の中、昨年、モミジの景観をここで紹介した浄住寺へ行ってきました。新緑が目にまぶしいくらい美しい。

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安聖民(アンソンミン)さんという、在日3世の、高卒まで日本名で暮らした女性が、大卒後は同胞の民族教育に力を注ぎ、その後韓国の重要無形文化財の師匠について、パンソリの履修者となり、各地で公演活動をしています。

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イソップ物語のような朝鮮の民話などを、太鼓の伴奏で、身振りを交えて歌い語りするのが「パンソリ」です。この日は、自分の「肝」目当てに海で殺されかかったウサギが、肝を陸に忘れたとスッポンのピュルチュブをだまし、陸に戻ることに成功する「水宮歌」などが演目。

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良く通る綺麗な声の持ち主で、どうして自分がパンソリに向いているのか、気づいただけでも感心します。200年以上続く大道芸能で、昔は祭りや市の日に、村の広場で観衆を沸かせたとか。テレビも大衆には本もない時代ですから、人気のほどが分かりますね。

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鼓手の趙さんも、日本生まれの日本の大学出身者。なのに楽士だけでなく、創作パンソリやマダン劇の脚本も手がける鬼才。

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木造のお堂は、もともとお坊さんのお経がよく響くように造られているので音響効果が抜群で、マイクもなしでパンソリの声が良く響きました。此処に誘ってくれた友は、以前に500人ほどの劇場で鑑賞したことがあったそうで、ここのほうが比べ物にならないほど良かったとか。パンソリは大道芸とは別に、両班の庭や座敷で演じられるようにもなったそうで、今回はその雰囲気でした。

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公演中、韓ドラの俳優のような20代の好青年が、「そうか!」「それは楽しいね!」「ふむふむ!」などと、朝鮮語で巧みに相槌を打って、パンソリを盛り上げました。それがあんまり上手だったので、土砂降りの雨の中追いかけて、「なぜ、そんなに上手なの?」。
(爽やかに笑って)、「習っているのですよ」。、、、、、、伝統芸能も安泰ですね。
きっとアン・ソンミンさんはますます人気が出て、長くこの活動を続けられると思う。性格も明るく、また、会いたくなる人でした。

それにしても保守的と思われるこの上桂のお寺の、70代の男性の世話役方が、何度も彼女を招聘していることを知りました。この古刹と、朝鮮の伝統芸能がぴったりだというのです。いいですね!

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遠方から来た友は、泊まっていきました。鯛のあら炊きや干し明太のお汁などで、豪雨で冷えた体をあたため、夜遅くまでお酒を楽しみました。

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翌日は快晴!何かしないと罰が当たりそうで、シーツを洗ったり大きな冬物を洗ったり、そわそわしています。
近況でした~。

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